正統派照り焼きのタレ。作り方と使い方のコツを詳しく解説。

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焼き鳥の”タレ味”に代表される、照り焼きのタレです。

照り焼きのタレの特徴↓

・煮詰めるだけの簡単作業で出来る。

・一度作れば長期保存可能。

・マリネ液としても活躍。

・肉汁と更に煮詰めれば秘伝のタレに変身。

タレ自体の作り方は非常に簡単。ですが、活用法にポイントがありますので詳しく解説していきます。

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タレを作る。

KOJIRO

ポイントは、2倍の濃度に煮詰める!です。

・醤油 0.5㎏ *普通の醤油でOKですが、たまり醤油がベターです。

・本みりん 0.5㎏

・料理酒 0.5㎏ *料理酒はそんなにこだわらなくて大丈夫ですね。

・ザラメ 0.5㎏ *ブラウンシュガーで代用。

【割合… 醤油1:味醂1:酒1:ザラメ0.5】

中型の片手鍋などで、半量になるまで煮詰めます。
・中火以下で煮詰めること。強火だと、鍋肌が焦げて洗うの大変です。
・ザラメが溶けるまでは、混ぜながら煮詰めます。

使い方のコツ。

照り焼きチキン

大きなポイントは2つ

・鶏肉はタレに一晩漬けてマリネする。
・マリネ液をさらに煮詰めて仕上げの秘伝のソースとする。
(調理を始める前に秘伝タレを作っておきましょう。)

 (一晩漬けたらこのくらいしっかりつかります。)

もも肉の場合、血管や血合いは取り除きます。
260℃のオーブンで3分加熱→タレ塗る→3分加熱→タレ塗る→2分加熱→休ませる。
クッキングシートを敷いて、焦げつきを防ぎましょう。

(常温の状態。秘伝タレを塗ります。)

(260℃のオーブンで4分焼きます。)

(再度タレを塗りなおす。260℃のオーブンに4分)

*

この時点では肉厚部分は火が通りきってません。

ここからは、オーブンの電源を切り、余熱で4分もするとしっかり火が通るかと思います。

・オーブンの温度が低いと柔らかく仕上がりません。

・260℃のオーブンで8分以上加熱すると、表面が焦げてしまいますので、最後は余熱を利用する。

冷めても美味しい。

このマリネ式照り焼きチキンは、ハムにも成ります!

しっかりと味が入って、食感もハムです。冷ましてスライス、グリーンリーフサラダに混ぜても、喜ばれるはず。

酢飯とも合いますよ。太巻きの具材にお勧めです。

豚や鴨でも。

この要領で、ダックや豚ロースも美味しく料理。

間違いないです。淡白な豚ロース、鴨肉(胸肉)でも美味しく照り焼きが出来ます。

・豚ロースはスライスして、サっと焼いてもアリ。
・ダックは、皮目にしっかり切り込み入れる、フライパンでしっかり皮目焼いてから100℃の低温で30分ほ  どゆっくり火を通す。

揚げ物との相性がいい。ソースとして活躍。

ベジタリアン必見のソース?!

醤油、味醂、酒のうまみが、ベジタリアンの淡白さを補ってくれるソースになります。

・がんもどき
の仕上げのソースに。・季節野菜の天ぷらに。天むす風で、満足感ある一品に。

 

和食以外にも!?

スーゴディカルネ(ステーキのソース)としても使える。

・シンプルに焼いたステーキに添えても満足できるソースになります。

・ハンバーグやつくねにも最適でしょう。

四川料理の代表的なソース、甜醤油(テンジャンユ)

煮詰める際に八角、シナモン、四川山椒、ニンニク、ショウガを加えるだけで、四川料理の代表的なソース、甜醤油(テンジャンユ)にも。

この、甜醤油、ネギ油とラー油と合わせて、蒸豚や蒸鶏にかければ最高ですよ。

雲白肉片(ウンパイルゥペン)や口水鶏(コウスイチー)ですね。

最後に

ポイントを再度おさらい↓

・タレは半量になるまで煮詰めて濃度を付ける。

・お肉はタレに一晩マリネしてから高温のオーブンで焼く。

・お肉のマリネ液を煮詰めて仕上げのソースとする。

”照り焼き”の特徴的なうま味とは、

グルコース(砂糖由来)とアミノ酸(タンパク質)が加熱されて起こる、メイラード反応によるもの。

この旨味の恩恵を最大に頂くために煮詰めたり焼いたりするわけです。

多種多様な食材に応用できる万能だからこそ、ポイントはしっかり押さえておいてください。

 

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